敬老祝金の大幅カットは認められないと全会派が反対
生健会の介護保険の陳情は否決


環境福祉経済常任委員会の報告
市会議員 やまわき紀子
市会議員 かじわら秀明

環境福祉経済常任委員会は3月9日(水)に開かれ、介護保険制度の改悪をやめさせる陳情、敬老祝金条例、補正予算案五件、新年度予算案五件、損害賠償額の決定について、が審議されました。冒頭、健康福祉部長から、北町五丁目に建設予定の老人保健施設の公募の結果、法人選定委員会の答申で戸田中央病院が第一位になったと報告されました。

◆陳情は生活と健康を守る会から出されたもので、国として減免制度をつくること、施設の部屋代と食費の全額自己負担をやめること、軽介護度の人へのサービス切り下げを行わないことを求めています。日本共産党と社民党は賛成しましたが、新政会・市民ネット・公明党が反対し、本会議で不採択すべきものとなりました。

◆敬老祝金条例の改定は、3月3日の本会議質疑で日本共産党だけが発言に立ち問題点をただしていましたが、委員会討論では、大幅な削減であること、生活補償の性格をもっていること、経過措置もないこと、を指摘し反対しました。他のすべての委員も反対し、本会議で否決すべきとの結論です。各会派は修正案を提出する見込みです。

◆新年度一般会計予算の審議では、中央東・南・北の各学童保育室において定員を超えている現状が報告され、運営が安定するまで、夏休みを含め3人の指導体制でのぞむと説明されました。討論で日本共産党は、敬老祝金が大幅削減されていること、福祉入浴券の有料化は高齢者の楽しみをうばうものであること、管理職員への期末手当10%削減を行っていること、各種団体への一律10%補助金削減が問題、の四点を指摘し、予算案に反対しました。社民党も反対しましたが、他会派は賛成しました。
他の議案は、全委員が賛成しました。

◆新年度国民健康保健会計では、資格証明書の発行状況を質し、昨10月1日現在新たに230件、従来からのが292件発行されていると説明されました。

◆新年度市立病院会計の審議では、新たに導入する医療機器MRIによって、医療水準を高め病院の利用率を改善していくことが室田病院長より示されました。