9月定例市議会 2004年度蕨市一般会計決算認定について志村茂議員が質疑

 
志村茂議員は2004年度蕨市一般会計決算認定について、14項目の質疑を行いました。

市税については、税収が若干上向きになっていること、固定資産税を2667万9千円を滞納していた人が死亡し徴収不能になったなど、1億1337万円余が不能欠損として処理されたこと、給与の差し押さえが238件と急増していること、などがわかりました。

乳幼児医療給付費では、付加給付がある保険組合関係の給付は96件、203万7千円余で、この付加給付の分を差し引いて、4万5232件、8396万円余が乳幼児医療給付費として支給されたことがわかりました。

学童保育では、入室児童数が増える中で、一日40人以上が出席した日数が、南町学童で44日、塚越東学童で48日、北町学童(10月開室)で26日におよんだこと、指導員を3名配置した碑が室の合計で707日になったこと、がわかりました。

保育行政では、年度途中の申請者に待機児童が出て、0歳児で4名(ひとりは6月から)、1歳児で2名が、翌年の3月まで入園できなかったことが明らかになりました。産休明けの入園については、「月の途中での受け入れについては、可能な範囲で対応する」との前向きの答弁がありました。

生活保護行政では、ケースワーカー一人当たりの受け持ち件数が平均102件(国の基準は80件)と多かったこと、2004年度中の新規申請件数は210件で、決定までの平均日数は16.7日(国の基準は14日)だったことがわかりました。

道路橋梁維持費の環境整備委託料では、配水管とU字溝の清掃は2箇所しか行っておらず、工場の回りの年中きたないU字溝の清掃については、「市から工場の所有者に清掃をお願いする」という答弁にとどまりました。

蕨駅西口再開発事業については、「国の補助採択が行われたが、採択後5年間のうちに権利変換計画が未検討の事業は、再評価を行うこととなっており、補助が『中止』という選択もある」と答えました。組合施工のメリットについては「地権者の意見や考えを事業に直接反映できること」、リスクについては「いずれの方式でも同様と考えている」との答弁でした。

公園費については、年4回除草を行った公園・ちびっこ広場は1箇所だけ、犬・猫対策の柵は2箇所設置して9箇所になった、公園の新設は錦町以外考えていない、等の答弁がありました。

質疑を通じていろいろな問題点が明らかになりました。日本共産党は、問題点の改善に向けてがんばります。