蕨駅西口再開発や中央第一区画整理のような大型開発の他にも、ムダ遣いやずさんな税金の使われ方がされています。

1、もっと減らせる市長交際費

 現在、蕨市の市長交際費は2001年度で年間212万6622円。これは、人口、面積ともに同規模の東京都狛江市が90万6198円なのに比べると122万円も多く、2倍以上の額です。内容も、市政クラブの総会に2万円など公平・公正とはいえない問題があります。また、市長交際費を市のホームページで公開するなど市民への公開を積極的に行うことも必要です。

2、市長公用車、議長公用車 それぞれ700万円

 2001年度には市長用に695万円、2002年度には議長用に673万7175円で超高級車を購入しました。「財政が厳しい」というのに、このような高い車が必要でしょうか。また、小さなまち蕨で自宅と市役所の間の送迎に公用車が必要でしょうか。市民の感覚とはかけ離れています。

3、突出する同和研修参加

 財政事情を理由に職員研修費用が削減されているなかで、部落解放同盟(解同)などの同和運動団体が行う研修への参加は毎年突出しています。2002年度予算では、総務関係の宿泊を伴う研修費85万9000円のうち49万円、社会教育関係では25万1000円全額が同和研修のために使われるという異常さです。
 現在では同和地区の劣悪な状況は解消され、国も特別法は終結し一般施策のなかで対応するとしています。そうしたなかで、同和問題を特別に扱うことは公平・公正さに欠けます。また、解同は「糾弾会」と称して暴力で行政などに圧力をかける反社会的な行為を行っており、こうした団体を無批判に受け入れること自体が問題です。

4、改善すべき入札制度

 市の公共工事などの入札結果は表のとうりです。落札価格と予定価格が大変接近しています。これを改善するために、
1)一般競争入札を拡大する、
2)予定価格を事前に公表する、
3)最低制限価格をなくすことなどが必要です。