住民投票条例制定を求める署名17221名を提出 市長は市民からの条例案に「反対」の意見
〜17日の市議会に条例案が提出される〜

 3市合併の是非を問う住民投票の実施を求めて運動している「住民投票を求める蕨市民の会」は12日、田中市長に住民投票条例制定の本請求を行いました。「市民の会」が集めた署名は、市選挙管理委員会が有効と認定したものが1万7千2百21名におよび、これは有権者の29.98%になります。
 本請求には「市民の会」から、代表の江川好雄氏、橋至元氏、東顯氏、及び世話人の池上智康氏、須田信孝氏、三輪一栄氏、頼高英雄氏が参加し、「住民投票を求める議員の会」から、世話人の志村茂議員、一関和一議員、池上東二議員が参加しました。市側は、市長が出席せず、田島助役が条例制定請求書と署名簿を受け取り、「ただちに条例制定請求書を受理したことを告示し、20日以内に市議会に条例案を提出します」と答えました。
 田中市長は、17日の市議会一般質問冒頭に「蕨市が川口市及び鳩ヶ谷市と合併することの是非を住民投票に付するための条例」を提出。「本案に基づく条例案を制定することは妥当ではない」とする市長の意見が示されました。この議案に対する質疑は22日の午後、審査を付託される総務常任委員会は質疑終了後に開催され、討論・採決は23日に行われる予定です。