3月定例市議会終わる 市民要求に背を向ける公明党、新政会の態度が明らかに

 2月25日に開会された蕨市議会3月定例会は、3月23日に議案の討論・採決を行い、閉会しました。
 今議会は、新年度予算案の他に、市民からの住民投票条例制定請求にもとづき、「蕨市が川口市及び鳩ヶ谷市と合併することの是非を住民投票に付するための条例」案が追加議案として提出され、今まで以上に議員の態度が注目された議会になりました。(会派で賛否が分かれた議案を別表に記載)。
 市民に開かれた議会にするための常任委員会の傍聴についても要望が高まり、総務常任委員会では傍聴を認めました。
 これらの審議を通じて、公明党と新政会が市民要求に背を向け続け、議案の審議日程で強硬な態度をとり、委員会傍聴に反対(新政会の一部は賛成)し、住民投票条例案に反対するという態度をとったことは重大です。多くの市民はこのことを忘れないでしょう。
 一般質問は日本共産党=5名、新政会=5名、市民ネット21=3名、公明、社民、民主=各1名の16名が行いました。
 議員提出議案は、「若者の雇用対策の抜本的強化を求める意見書」と、「埼玉県議会の海外行政視察における逸脱行為の真相究明と関係議員の自らの出処進退を求める決議」 が全会一致で可決されました。

主な議案に対する各会派の態度
主な議案項目 日本共産党 新政会 公明党 市民ネット21 社民党 民主クラブ 結果
2003年度一般会計補正予算 × × × 可決
2003年度錦町土地区画整理事業特別会計補正予算 × × 可決
2003年度水道事業会計補正予算 × × 可決
2004年度一般会計予算 × × × × 可決
2004年度錦町土地区画整理事業特別会計予算 × × 可決
2004年度中央第一土地区画整理事業特別会計予算 × 可決
2004年度水道事業会計予算 × × 可決
蕨市が川口市及び鳩ヶ谷市と合併することの是非を住民投票に付するための条例の制定について × × 否決
○=賛成 ×=反対
               
新政会:庄野、比企、川島、今井、岡田、田中、須賀、江崎
公明党:石毛、松本、鈴木、堀川
社民党:小林
市民ネット21:尾崎、新藤、染谷、池上              
民主クラブ:一関              
               
(議員名の敬称略)