育児休暇中でも上の子の保育の継続を 日本共産党蕨市議団が部長に申し入れ

 2003年度から市立保育園では育児休暇をとったらすでに在園している上の子を退園させるという対応がとられています。これに対して保護者の間では不満が広がり、妊娠した段階で不安になり党市議団に相談が寄せられています。
 そこで8月4日、志村市議団長、山脇市議、鈴木市議で藤田健康福祉部長、関根児童福祉課長に申し入れを行いました。
 園によっては相談に応じることなしに退園を迫るというケースがでているが、まずはじめに保護者の相談にきちんと応じるよう徹底してほしいという要望に対して「相談には応じる。待機児童がいる場合でも事情によっては継続もあり得るが、原則は退園になる」との答弁でした。せめて待機がいない場合には継続してほしいとの要望には、「これまで5歳、4歳では継続しても差し支えないとしてきたが、3歳でも待機がいない場合は申し込みがくるまでは受け入れたい。これは園長会議でこれから徹底する」との答弁がされました。現在の待機児童の状況を聞いたところ「0歳3人、1歳2人、2歳7人、3歳3人」との報告がされました。0歳、1歳クラスについては定員に余裕があり、保育士を募集しているが、応募がないために待機になっているとの説明がされました。また、待機児童の解消には、すでに在園している子を追い出すのではなく定員の拡大を図る等の対応をしてほしいとの要望には「部屋の面積は、2歳・3歳児クラスで定員を少し増やせるので来年度は検討していきたい。」との答弁がされました。