これまでに中央第一区画整理事業用地に九億円もの利息

 
蕨市土地開発公社は、市に代わって公共用地を先行取得する機関です。市はここから、後の地価変動にかかわらず、公社の取得した価格で購入しなければなりません。公社が土地を購入する代金は銀行からの借入ですが、元金は返済せずに利息だけ支払っています。それも、多くが市民の税金で賄われています。蕨市の場合、土地単価が高い土地を保有している、そのため借入利息も膨大など、市負担が大きく、日本共産党蕨市議団も批判してきました。

 市財政に大きな影響を及ぼす大型開発と批判されている中央第一土地区画整理事業用地についても、同公社で取得され、市が毎年少しづつ購入している状況です。しかし、実際に同事業用地に係る借入利息がどの程度になるかは公表されてきませんでした。

 今回、日本共産党蕨市議団では、決算時に報告される借入利息総額から同公社の保有する土地の簿価総額と中央第一土地区画整理事業用地の簿価総額の比率から、中央第一区画整理事業用地の借入利息を推計しました。平成5年以前は、明確に同事業用地と示されていないため、地番などから推定しています。

 この推計によれば、総額九億円の利息をこの間支払ってきたことになり、改めて中央第一区画整理事業が将来だけでなく現在の市財政にとっても負担となっていることがわかります。

2 1,651
3 6,482
4 13,378
5 15,347
6 7,625
7 9,724
8 5,471
9 5,334
10 5,253
11 4,519
12 4,053
13 3,510
14 3,148
15 2,698
16 1,928
合計 90,122
  単位:万円