日本共産党蕨市議団が実施した市民アンケートの集計結果を発表

　 市民の皆さんのお宅に配布した市民アンケートは、６月末現在192通の回答を頂きました。

　集計結果を表１から表10まで掲載しましたが、性別では女性が多く、年齢区分では６０代が一番でした。　蕨市政に満足していない人が６３・〇％を占め、満足している人はわずか２・７％でした。

　 福祉・医療・健康の分野で力を入れてもらいたいもののトップは「介護保険料の軽減」で、１０６名（回答者の５５・２％）でした。回答者の中で６０歳以上の人は100人でしたから、介護保険料を負担に感じているのは１号被保険者だけではないことを表しています。　子育て支援・教育の分野で力を入れてもらいたいもののトップは「小児の24時間救急医療の整備」で、９３人いました。子育て中の親以外でも必要性を感じている方が多いことを表しています。

　 防犯・交通・まちづくりの分野でトップは「防犯パトロールの強化」でした。これは全体を通してもトップであり、「街灯・防犯灯の増設」や「交番の設置」を求める人も多かったことを合わせると、防犯対策の要求が相当強いと言えそうです。

　 議会費の削減では、議員定数を削減することを望む人よりも議員報酬を下げることを望む人の方が多いという結果でした。

　 行政経営戦略プランの内容についての賛否では、国保税・下水道料金・都市計画税の値上げと一般ゴミの有料化に反対する市民が圧倒的に多いことが分かりました。「学校の統廃合」と「保育園の民間委託」については、反対が賛成を上回りましたが、「どちらとも言えない」という人がかなりおり、メリットとデメリットについて活発な議論が必要と思われます。

　 蕨駅西口再開発については、回答者１７１名中５９・１％の人が反対で、賛成はわずかに１３・５％だったことは重視する必要があります。

　 自由筆記欄で多くの方が具体的に記入して下さり、参考になることがたくさん有りました。アンケート実施した私たちとしては、たいへん嬉しく思いました。これからも一層市民の皆様の声を行政に反映して頑張ります。

<表１>蕨市政について

	件数
満足している	５
満足していない	１１６
どちらとも言えない	６３
無回答	８
合計	１９２

<表２>福祉・医療で力を入れてほしい事は

	件数
介護保険料の軽減	１０６
介護保険利用料の軽減	６８
介護予防・健康づくり	５２
特別養護老人ホームの増設	６８
敬老祝金の充実	５４
福祉入浴券の自己負担廃止	３５
68・69才の医療費助成の復活	５２
国保税の減免制度の拡充	５７
生活保護行政の改善	３８
障害者入所・通所施設の建設	３１
障害者サービスに対する負担を増やさない	４６
各種健康診査の拡充	６３
その他	７
合計	６７７

<表３>子育て支援・教育で力をいれてほしい事は

	件数
保育行政の充実	２２
子育て支援センターの増設	４４
乳幼児医療費窓口払いの撤廃	５５
小児の24時間救急医療の整備	９３
少人数学級の推進	４８
校舎・体育館の耐震改修	５１
中高生の居場所作り	３４
その他	７
合計	３５４

<表４>防犯・交通・まちづくりで力を入れてほしい事は

	件数
防犯パトロールの強化	１０７
交番の設置	６０
街灯・防犯灯の増設	８５
防災体制の強化	５９
信号機設置などの交通事故対策	３５
コミュニティーバスの拡充	４５
蕨駅にエレベーター設置	７２
歩道の整備	６３
公園の整備	４７
錦町区画整理の推進	２１
市営住宅の増設	３４
市内商店街の活性化	５５
環境問題への取り組み	４３
その他	５
合計	７３１

<表５>議会費を削減する方法はどれがよいか

	件数
議員定数はそのままで、報酬を下げる	７１
議員定数を削減し、報酬はそのまま	５５
議員定数を大幅削減し、報酬を上げる	９
その他	２８
合計	１６３

<表６>市民負担増や戦略プランについて

			件数
都市計画税の値上げ	賛成	２
	反対	１４８
	どちらとも言えない	２７
国保税の値上げ	賛成	2
	反対	１５９
	どちらとも言えない	１５
下水道料金の値上げ	賛成	３
	反対	１５３
	どちらとも言えない	２１
一般ゴミの有料化	賛成	２９
	反対	１２３
	どちらとも言えない	２６
学校の統廃合	賛成	３０
	反対	５９
	どちらとも言えない	７０
保育園の民間委託	賛成	４３
	反対	６４
	どちらとも言えない	５７

<表７>蕨駅西口再開発について

	件数
賛成	２３
反対	１０１
どちらとも言えない	４７
無回答	２１
合計	１９２