予算質疑で、歳入を過小に見積もっていたことが明らかになる 〜志村しげる議員が一般会計予算質疑で追及〜

 志村茂議員は歳入に関して4点、歳出の土木費・教育費に関して11点質疑しました。
 歳入では、「三位一体の会革」で削られる補助金の額と、それに代わる税源移譲の額はどうかと質したところ、削られる補助金は約4千万円、税源移譲は約1億4千万円ということがわかり、 2005年度においては約1億円の増収となることがわかりました。また、地方交付税と臨時財政対策債については、05年度の市税収入が04年度と同程度ならば、普通交付税と臨時財政対策債の合計は基本的には04年度と同額交付するというのが政府の方針であり、それに従って計算すると、当局が提案している予算案よりも普通地方交付税は2億円程度、臨時財政対策債は約1億円多く計上できることになります。志村議員がこの点を指摘すると、三谷政策参事は国の考え方としては志村議員の指摘通りと認めたものの、なぜそれに沿って予算計上しないのかについては明確な答弁をせず、収入として見込めるのに計上していないことを裏付けるものとなりました(8月中に明らかになります)。
 歳出では、舗装道補修工事が2路線しか予定されていない問題を取り上げ、補修が必要な道路はこの他に何路線あり、延長で何メートルになるのかと質したところ、 16路線で5200メートルになるとの答弁でした。錦町区画整理事業については、33棟の移転しか予定されていない問題を取り上げ、少なすぎると指摘。今後の5カ年計画について質しました。福島部長は「平成14年度に発表した5カ年計画で見れば、予定より多くの移転を実施した年度もあり、合計数では3棟少ないだけ」との的はずれで間違った答弁(教育まちづくり常任委員会で謝罪と訂正をしました)を行い、今後の5カ年計画については答えませんでした。
 この他、中央第一区画整理事業の問題、公園の維持管理の問題、蕨駅西口再開発事業の問題、小中学校の耐震診断の予算が計上されていない問題等について質疑を行いました。