予算組み替え提案 錦町区画整理会計への繰り出し金を1億5千万円増額し、5カ年計画を実行する

 錦町の区画整理事業は1986年度から家屋移転が始まりました。それからすでに19年が経つのに、移転が必要な家屋数1535棟のうち2004年度末までに移転が終了したのは614棟であり、進捗率は40%にすぎません。
 03年の3月定例市議会で志村茂議員に答えた5カ年計画(表)は、05年度の移転予定数が45棟(これでは少ないですが、実現可能な計画にしたと部長が説明している)であるのに、05年度の予算では、家屋移転に必要な補償額は33棟分しか組まれていません。03年度と04年度合わせて計画より4棟多く移転していることを考えても、予算計上が少なすぎます。そこで日本共産党は、40棟分の移転のための補償費と、移転に必要な街路築造等の工事ができる予算にするために、一般会計から錦町区画整理会計への繰り出し金を、1億5千万円増額する予算組み替え提案をしました。
 家屋の建て替えを制限されている人からすれば、5カ年計画は確実に実行してもらいたいものであり、計画を放棄する姿勢は認められません。

(表)2003年度からの家屋移転5カ年計画
年度
2003
2004
2005
2006
2007
 
計画棟数
27
40
45
45
50
合計 207
実施棟数
28
43
 
2005年度の予算では33棟の予定